韓国・釜山(プサン)の機張(キジャン)郡で6人が死亡する火災が発生したことを受け、雇用労働部は「重大災害処罰法違反の有無を調査する」として監督官を現場に急派した。
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雇用労働部の関係者は2月14日、「事故の収拾と原因究明に加え、産業安全保健法および重大災害処罰法違反の有無について厳正に捜査する計画だ」と明らかにした。
また、「事故発生直後、管轄の釜山庁および釜山東部支庁が現場に出動し、作業中止を命令するとともに、消防庁などと協力して現場の収拾を進めている」と述べた。調査対象については、「基本的には施工会社だが、労働者の所属を確認する必要がある」とし、「労働者が専門建設業者に所属しているのかどうかを調べる」とした。
機張郡によると、2022年5月31日の着工当時、現場の施工会社はサムジョン企業およびサムジョンE&Cだった。
同日午前に発生した火災は、釜山・機張郡オシリア観光団地内のバンヤンツリーホテルの新築工事現場で発生した。
この火災により6人が死亡し、25人が負傷した。捜索状況によっては人的被害がさらに増える可能性がある。
消防当局は、B棟1階のプール付近に積まれていた内装工事用の断熱材から出火したと見ている。釜山消防災害本部のホン・ムンシク機張消防署長は、現場ブリーフィングで「1階で発見された死亡者6人は、煙を吸い込んで意識を失った状態だった」と説明した。
対応レベル第2段階が発令され、13時34分に初期鎮火を完了した消防当局は、現在も隊員を投入して捜索作業などの収拾を続けている。
関係機関も動き出している。釜山警察庁は専従チームを編成し、捜査を進める方針を明らかにした。
パク・ヒョンジュン市長は火災現場を訪れ、「市は負傷者の回復と死亡者の遺族への支援に万全を期すべきだ」と述べた。続けて「市の関係部署と消防当局は危険施設の安全診断と火災事故への備えに最善を尽くしてほしい」と指示した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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