去る1月、ソウル西部地裁で発生した集団暴動などの暴力行為に関与した尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の支持者ら63人の裁判が、3月から始まる。
2月18日、法曹界によると、ソウル西部地裁刑事合議11部(ペ・ソンジュン部長判事)は、3月10日14時30分に特殊建造物侵入や特殊公務執行妨害などの容疑で起訴された「西部地裁事件」の関与者たちの初公判を開く。
起訴された63人のうち、24人の初公判が3月10日に行われ、同月17日と19日には、それぞれ20人と19人の裁判が続く。弁護団には、関与者たちに対し無料弁護を申し出たファン・ギョアン元国務総理も含まれている。
これに先立ち、ソウル西部地検の専従捜査チームは2月10日、西部地裁の違法暴力占拠事件に関連し、まず62人を拘束起訴し、1人を在宅起訴した。
このうち49人は、1月19日に尹大統領に対する逮捕状が発付されると、裁判所に乱入した容疑を受けている。
犯罪の類型は、大きく分けて裁判所乱入(39人)、侵入後の器物損壊(7人)、侵入後の判事室捜索(2人)、侵入後の放火未遂(1人)などとなっている。
検察は、尹大統領に対する逮捕前被疑者尋問(令状実質審査)が行われた1月18日、西部地裁付近で集会解散を求める警察官を拳や足で暴行した容疑の2人、公職者犯罪捜査処(公捜処)の車両を妨害したり、車の窓を破損したりした容疑の10人も裁判にかけた。
また同日、裁判所の塀を乗り越えて侵入した1人や、取材記者の頭を殴って負傷させた1人も起訴されている。
「西部地裁事件」を捜査中の警察は2月17日までに125人を捜査し、このうち74人を拘束したと発表している。
(記事提供=時事ジャーナル)
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