世界の最新パスポート順位が発表され、日本が1位に輝いた。
7月7日に発表された「ヘンリーパスポート指数(Henley Passport Index)」によると、1位は東京五輪を控えている日本だった。日本のパスポートは計193カ国を自由に旅行することができる。
2位は192カ国を旅行できるシンガポール、3位は191カ国のドイツと韓国だった。
以下、フィンランド、イタリア、ルクセンブルク、スペインが190カ国で続き、オーストリアとデンマークが189カ国だった。ここまでが上位10カ国だ。
逆に最も旅行できる国が少ないパスポートは、110位のアフガニスタンで26カ国のみだった。イラク(28カ国)、シリア(29カ国)も30カ国以下だ。北朝鮮は102位で39カ国だった。
Henley & Partnersが制作する「ヘンリーパスポート指数」は、2006年から世界で最も旅行しやすいパスポート、つまり事前のビザ(査証)なく行ける国家が多いパスポートの順位を発表してきた。韓国は2019年に2位まで上がったが、昨年3位に落ちて、今回も同じ順位だった。
ここ10年で大きな順位変動があったのは、中国とUAEだ。中国は2011年90位だったが今年68位に上昇。UAEも65位から15位と大きく順位を上げている。
現在はコロナ禍であるため、今回の数字は額面通りに受け止めることはできないともされる。関連ニュースを報じたCNNは、「現実には、日本のパスポート保有者が渡航できる国や地域は80を下回り、ランキング71位のサウジアラビアと同程度になる」と伝えた。
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