主観的な「幸福感」が高い国は?日本は44カ国の平均以上、韓国の数字が伸びた理由とは

2022年01月18日 国際
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新年2022年が明けてから3週間が経とうとしている。すでに様々なニュースや事件が起きているが、2022年が昨年よりも「幸せな一年になる」と考えている人はどのくらいだろうか。

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それを知るための興味深い調査結果がある。Gallup International Associationが行った「2022年の展望、主観的な幸福感」という国際調査だ。2021年10~12月に世界44カ国、計4万1560人を対象に行われた同調査では、各国の最新の“幸福感”が調べられている。

「とても幸福だ」「幸福だ」と答えた人が最も多かった国は、コロンビアだ。実に83%が「幸福だ」と答えている。続いてカザフスタン(81%)、エクアドル、マレーシア、ナイジェリア(78%)が高い数字を示した。

主要国ではアメリカ56%、イギリス52%、ドイツ48%、イタリア39%などの数字となっており、最も数字が低かったのはガーナと香港の37%だ。調査国全体の平均が57%のなか、日本は比較的高い65%だった。

日本に比べると低いが、お隣・韓国は57%。それでもこの数字は、昨年より8%ポイントも伸びた数字だ。

韓国の数字が大きく伸びたのは、2022年の韓国経済の展望を明るいと見ている人が多いことと関係しているかもしれない。

韓国ギャラップが昨年11月5~28日に行った調査によると、韓国経済が2022年「良くなる」と答えた人は25%に上る。昨年に比べて15%ポイント増で、ここ10年の同調査で最も高い比率だという。

その理由について専門家は、世界各国の新型コロナ感染の現状と対応措置がリアルタイムで共有されるなか、世界有数の先進国と比べて韓国が相対的に善戦してきた点、また3月の大統領選挙への期待感などから始まる結果と推定している。

はたして、韓国人の期待は現実のものとなるだろうか。今年が終わる頃に、今回の調査結果を再び振り返ってみたい。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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