人口減少に歯止めがかからない韓国。その理由として挙げられるのが、未婚率の上昇や出生率の低下だ。しかし最近の動向を見ると、別の動きもあるようだ。
【注目】「地球上で真っ先に消え去る国は韓国」…“人口絶壁”の原因は?
韓国統計庁が7月14日に発表した「2021年国際人口移動統計」によると、2021年の滞在期間90日を超える国際移動者のうち、韓国への入国者は41万人、出国者は47万6000人で、6万6000人が純流出したことがわかった。
韓国で入国者より出国者が上回ったのは、9万5000人が出国した2005年以来、16年ぶりのことだ。
外国人による入国は中国が9万5000人、ベトナムとアメリカが1万7000人で、3カ国で全体の58.6%を占めた。外国人の出国も中国が11万7000人、ベトナムが1万7000人、アメリカが1万6000人と全体の57.0%になる。
ちなみに外国人の入国当時の在留資格は、就職(30.4%)が最も多く、留学・一般研修(28.8%)と続く。当然、結婚による外国人の入国も減少しているため、人口減少の遠因にもなっている。
こうした結果に韓国内では、「5年間、どれだけ締めつけてきたのか。その結果だ」「コロナの影響もあっただけに、なんとも言えない」などの意見が散見した。
入国者が増加すれば、それだけで活気づくのは間違いない。コロナの影響も否定できないだけに、来年以降は多くの外国人が戻ってくればいいのだが。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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