韓国有数のリゾート地である済州島が、大きなトラブルに見舞われている。
済州島が処理した生活廃棄物と食品ゴミ量に対する統計エラーが発生し、削減効果が膨らむなど管理が不良だったことがわかったのだ。
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8月31日、済州島監査委員会は、2021年9月27日から11月9日までに行った「2021年度生活廃棄物管理実態成果監査」の結果を公開した。その結果、指摘事項に対する是正3、注意7 、通報12件など計22件の行政上処分を要求した。
今回の監査では生活廃棄物管理政策が適正に推進され、当初目標を効果的に達成しているか、効率的な管理体系を備えて運営されているかなどを重点にチェックした。
監査結果によると、済州市は2019年の全事業場廃棄物25万238トンのうち5万6407トン(22.5%)、西帰浦市は全体10万6528トンのうち5498トン(5.16%)を誤って分類した後、それをそのまま統計に反映していたことが確認された。
その結果、廃棄物発生量統計が低く取られ、今後廃棄物処理施設規模と処理容量が必要なレベルより低く設定されたり、廃棄物管理政策成果が歪曲されたりする恐れがあると指摘した。
また、食品廃棄物処理過程でも統計数値が間違っていると把握された。
本来、済州島は島という地域的特性上、リサイクルできない可燃性廃棄物はすべて地域内で処理できるようにしている。したがって、焼却施設の規模を適正化することが重要だ。
しかし、当初予想より多くの生活廃棄物が発生したにもかかわらず、長年にわたって計画変更検討すら行われていないまま、ゴミが溜まっていることが確認されている。
これには韓国内でも「あまりにも杜撰すぎる」「無能しかいないのか」「隠蔽体質」など、強烈に批判する声が上がっている。
緩やかに人口増加している済州島だが、その分生活ゴミも増加しているのは問題だ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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