超学歴社会である韓国において、最高峰に数えられるソウル大学。その権威は大きく、多くの学生たちが目指す場所として君臨している。しかし、最近その威光に陰りが見え始めているようだ。
なんと、2021年にソウル大学を自ら辞めた学生がなんと330人に達したことがわかったのだ。
これはソウル大学が関連統計集計に乗り出した1998年以後最高値で、理工系列自退生が主流を成すことがわかった。
この集計データによると、2012年に120人だった自主退学者は、2020年に264人、2021年に330人など、10年の間でほぼ着々と増えている。
当然、2020年以降の増加は新型コロナウイルスの感染拡大によるものも多いと分析されるが、なんにせよ国内最難関の大学を自ら辞める学生が増加しているのは間違いない事実だ。
これには韓国内でも、「ソウル大学の地位が過去と同じではないことは確かだ」「大学が目標になっている学生が、学内のレベルに失望しているのではないか?」など、様々な意見が散見された。
誰もが憧れた名門大学の自主退学者の増加。超学歴社会である韓国にどんな影響を与えるのだろうか。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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