11月23日、京畿道(キョンギド)のとあるアパートでは、地下駐車場内に設置された施設設備用の空間から我慢できないレベルの悪臭が放たれていると通報があった。
実際に現地を確認したところ、工事作業に使われたであろう断熱材やペンキ缶、タイルなど、信じられない量の廃棄物が溜め込まれていたという。
その後、警察が調査した結果、これらはアパートが建設された2012年から10年以上にわたり集められたゴミであることがわかった。
こうした事例はこのアパートに限らず、同様の事例が多く発覚している。
実際、環境部の資料によると、2017年から昨年まで「建設廃棄物法」違反件数は公共機関(韓国土地住宅公社など)273件、民間建設会社138件など計411件に達した。特に、民間建設会社の違反件数では2017年63件から昨年の341件と、5倍以上に増えていることがわかる。
これには韓国国内でも、「天然ガスが発生しているかもしれないし、とても危険だ」「私のアパートでも同様の事態が起きていて、現在訴訟中だ」「お金を貰って処分を受諾していた業者は捕まえなければならない」など、大きな批判が続出している。
ゴミの処分は確かにお金と手間がかかることだ。しかし、徹底しなければすぐに街中にゴミがあふれることになるだろう。
(文=サーチコリアニュース編集部)