韓国で3カ月以上暮らす外国人の数が過去最高を記録した。
韓国行政安全部は10月24日、統計庁の資料などを分析し、「2023年地方自治団体、外国人住民の現況」を発表した。
それによると、昨年11月1日基準で3カ月以上、韓国国内に居住した外国人住民は計245万9542人だった。人口の4.8%に当たり、2006年の統計開始から過去最多の数字だ。前年比8.9%増となっている。
韓国で暮らす100人中、5人が外国人住民ということになる。
外国人住民を類型別に見ると、「外国人労働者や留学生など韓国国籍を持たない人」が193万5150人(10.4%増)、「韓国国籍を取得した人」が23万4506人(4.8%増)、「国内で出生した外国人住民の子供」が28万9886人(2.8%増)となった。
なかでも「外国人労働者」(47万250人)が前年比16.6%増、「留学生」(20万6329人)が8.9%増と、少なくない増加傾向を見せている。
国別にも見てみよう。
「韓国国籍を持たない人」193万5150人のうち、38.9%である75万3505人が中国(韓国系含む)出身だ。続いてベトナム(12.8%)、タイ(9.9%)、ウズベキスタン(4.0%)、ネパール(3.0%)、カンボジア(2.8%)、フィリピン(2.7%)、インドネシア(2.6%)、アメリカ(2.5%)となっている。
日本は1.2%の16位。2万3421人が韓国で外国人住民として暮らしている。
外国人住民が過去最多となったことに関して、韓国のオンライン上では懸念の声が少なくない。「深刻だ。済州島はもう中国の土地になってしまった」「250万人もいたら一つの国だ」「外国人の犯罪が増えていく…」「すっかり多文化国家になったようだ」といった意見があった。
今後も韓国で暮らす外国人住民が増えていくのか、注目したい。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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