業界1位も挫折した日本市場へ…韓国のフードデリバリーサービスが東京・港区で試験運営を開始

2025年01月21日 経済
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韓国の配達アプリ「クーパンイーツ」が日本でフードデリバリーサービスの試験運営を開始した。

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1月21日、業界によると、クーパンイーツは東京の港区を対象にテストサービスを展開している。

日本でのサービス名は「ロケットナウ(Rocket Now)」で、すでに現地の配達ライダーを募集し、1月14日から消費者向けアプリをリリースしたという。

韓国ではクーパンイーツが最近、利用者数が月間900万人を突破して業界2位に浮上し、業界1位の「配達の民族(ペミン)」を猛追している。そんな勢いに乗るクーパンイーツが日本へ進出するわけだ。

クーパンイーツのロゴ

クーパンイーツは、新型コロナウイルスを経て日本のデリバリー市場が急成長し、依然として成長の余地があると見ている。

実際、エヌピーディー・ジャパン株式会社のレポートによると、日本のフードデリバリーの市場規模は、コロナ前である2019年の4183億円から2023年の8603億円と大幅に成長した。

興味深いのは、「ロケットナウ」で日本攻略に乗り出したクーパン社が一度、日本から撤退した過去があるという点だ。

クーパンは、2021年にクーパンジャパンを設立して日本市場へ進出し、食品や生活用品を配送するクイックコマースサービスを開始したが、2023年3月に撤退した。今回はフードデリバリーで、約2年越しの再挑戦となるわけだ。

配達パートナー
(写真=クーパンイーツ公式HP)

ただ、クーパンイーツが日本で成功するかどうかは未知数だ。前述した業界1位の「配達の民族」を運営する「優雅な兄弟たち」社も2014年と2020年に日本に進出したが、いずれも1年以内にサービスを終了している。

ウーバーイーツが市場シェアの7割を保持している日本のフードデリバリー市場で、クーパンイーツがどれだけ存在感を示せるのか注目される。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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