「ブルダック」でお馴染みの韓国食品メーカー「三養(サムヤン)食品」が2024年、創業以来最大規模の営業利益を記録し、韓国内ラーメン市場のシェア1位である農心(ノンシム)を上回った。
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2月12日、食品業界によると、三養食品の2024年の営業利益は前年比133%増の3442億ウォン(約366億円)となり、過去最高を記録した。三養食品の年間営業利益が3000億ウォンを超えたのは今回が初めてだ。
三養食品の関係者は「アメリカやヨーロッパで『ブルダック』ブランドの人気が拡大し、海外需要が急増したことが最高の業績につながった」とし、「今年6月に竣工予定の密陽(ミリャン)第2工場が本格稼働すれば、海外売上の拡大がさらに加速するだろう」と述べた。
一方、農心の2024年の営業利益は前年比23.1%減の1631億ウォン(約173億円)にとどまり、三養食品の半分の水準となった。農心の営業利益は2023年の2120億ウォン(約225億円)から1000億ウォン台に減少した。
農心の関係者は「国内市場の消費減速による販売促進費の負担増加や、為替レート上昇による原材料費の増加などでコスト負担が大きくなり、営業利益が減少した」と説明した。
2023年時点では、農心が2120億ウォン、三養食品が1468億ウォン(約156億円)の営業利益だった。しかし、2024年の第1四半期には三養食品の営業利益(801億ウォン)が農心(614億ウォン)を上回った。三養食品の営業利益が農心を超えたのは、1998年の電子公示制度が導入されて以降、初めてのことだった。
ただし、2024年の農心の売上高は3兆4387億ウォン(約3655億円)で、三養食品(1兆7300億ウォン)の2倍となった。
三養食品と農心の時価総額には3倍の差がついている。2月12日の終値基準で、三養食品の時価総額は6兆1997億ウォン(約6591億円)、農心は2兆1228億ウォン(約2257億円)だった。
(記事提供=時事ジャーナル)
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