現職大統領として韓国で初めて拘束・起訴された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が、釈放される。
3月7日、ソウル中央地裁・刑事合議25部(チ・グィヨン部長判事)は拘束状態が不当であると主張し、尹大統領が提出した拘束取消請求を認めた。
裁判所は、尹大統領の拘束期間が満了した状態で起訴されたとみなすべきだと判断した。
裁判部は、拘束期間は日単位ではなく、実際の時間単位で計算するのが妥当だと説明した。また、逮捕適否審査のために捜査関連書類などが裁判所にあった期間を拘束期間に含めるべきかについても、拘束期間に算入しないとみなすのは難しいと判断した。
さらに憲法および刑事訴訟法上、身体の自由と不拘束捜査の原則に照らして、被疑者に有利に厳格に解釈するのが妥当だと付け加えた。
先立って、尹大統領は2月4日に裁判所に拘束取消を請求した。
審問期日では、尹大統領側が「拘束期間満了後に行われた違法な起訴であり、直ちに釈放されるべきだ」と主張したのに対し、検察は「適法な起訴である」と反論した。
尹大統領の弁護人は、「検察が1月25日に拘束期限が切れた後、翌26日に尹大統領を起訴したため、違法な拘束である」と主張した
尹大統領は今後、釈放された状態で裁判を受けることになる。オンライン上では「弾劾棄却まで突き進もう」「当然の結果だが、これからが勝負」「数字も数えられない検察は厳しく罰せられるべき」と、尹大統領を支持する声が多く見られた。
拘束・起訴されてから40日ぶりに釈放される尹大統領。今後の裁判の行方にどのような影響を及ぼすか注目される。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
■「弾劾は棄却される。尹大統領は復帰後、改憲して途中退任する」と大統領室高官
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