尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が釈放された後に行われた世論調査で、与党の支持率が最大野党を上回ったことが明らかになった。
【注目】尹大統領の釈放、弾劾審判に与える“意外な影響”とは?
3月13日、EMBRAINパブリック、Kstatリサーチ、コリアリサーチ、韓国リサーチが3月10日から12日まで、18歳以上の男女1000人を対象に実施した全国指標調査(NBS)の結果を発表した。
今回の調査は、3月8日に尹大統領が釈放された後に実施された。
それによると、政党支持率は与党「国民の力」が38%、最大野党「共に民主党」が36%となった。誤差範囲内ではあるが、与党がわずかに上回る結果となった。
直前の調査(3月第1週)と比較すると、「国民の力」は4ポイント上昇し、「共に民主党」は1ポイントの上昇にとどまった。
次期大統領の適任者に関する調査では、「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が31%、キム・ムンス雇用労働部長官が11%、ホン・ジュンピョ大邱市長が7%、オ・セフンソウル市長が6%、ハン・ドンフン「国民の力」前代表が5%という結果だった。
また、「政権交代のために野党候補が当選すべきだ」と回答した割合は47%、「政権維持のために与党候補が当選すべきだ」との回答は42%だった。
与党が再び盛り返しつつある調査結果に、韓国のオンライン上では「共に民主党は弾劾を乱発しすぎて支持を失ったのではないか」「次期大統領候補で野党は李在明氏1人だが、与党には複数の候補者がいるため、単純な比較は難しい」「これで尹大統領の弾劾が棄却されたらどうなるのか」といった様々な反応が寄せられた。
なお、今回の調査は、携帯電話の仮想番号(100%)を利用した電話面接方式で実施された。回答率は21.1%、標本誤差は95%の信頼水準で±3.1ポイントだった。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
■「弾劾は棄却される。尹大統領は復帰後、改憲して途中退任する」と大統領室高官
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