6月3日に実施される韓国の第21代大統領選挙に、計7人の候補が正式に登録を完了した。
このうち、記号「1番」の「共に民主党」李在明(イ・ジェミョン)候補、記号「2番」の「国民の力」キム・ムンス候補、記号「4番」の「革新新党」イ・ジュンソク候補の3人が、有力候補として評価されている雰囲気だ。
中央選挙管理委員会は、大統領選候補者登録の最終日である5月11日に、キム・ムンス候補が追加で登録書類を提出し、計7人が大統領選候補として登録されたと発表した。
先立って登録初日の5月10日には、李在明候補、イ・ジュンソク候補、「民主労働党」クォン・ヨングク候補、「自由統一党」ク・ジュワ候補、ソン・ジンホ候補(無所属)、ファン・ギョアン(無所属)候補の6人が登録していた。
候補者の記号は、1番が李在明、2番がキム・ムンス、4番がイ・ジュンソク、5番がクォン・ヨングク、6番がク・ジュワ、7番がファン・ギョアン、8番がソン・ジンホに決定した。記号3番は、院内第3党である「祖国革新党」が候補を擁立しなかったため、欠番となった。
公職選挙法によると、候補者の記号は、国会議席数の多い政党から順に割り当てられる。議席のない政党の候補は、政党名のハングル順で記号が与えられ、無所属候補は選管委が抽選した順序で決定される。
大統領選候補の資格は、選挙日現在で5年以上国内に居住している40歳以上の国民であり、公職選挙法に基づく被選挙権の欠格事由がなく、供託金として3億ウォン(約3000万円)を納付しなければならない。
この日、選管委は候補者たちの財産・納税・兵役などの身上情報も併せて公開した。
李在明候補は30億8914万3000ウォン(約3億890万円)、キム・ムンス候補は10億6561万5000ウォン(1億660万円)、イ・ジュンソク候補は14億789万7000ウォン(約1億4790万円)の財産を申告した。
前科記録は、李在明候補が3件、キム・ムンス候補が3件、クォン・ヨングク候補が4件、ソン・ジンホ候補が17件と集計された。
また兵役に関しては、李在明候補は「骨折」の後遺症により戦時勤労役の判定を、キム・ムンス候補は「中耳根治術」の後遺症により戦時勤労役の判定を受けた。それ以外のイ・ジュンソク候補、ク・ジュワ候補、ソン・ジンホ候補は軍務を完了したと申告している。
一方、公式選挙運動は5月12日午前0時から6月2日までの22日間行われる。
李在明候補は5月12日午前10時、光化門(クァンファムン)広場で選挙運動を開始した。また、キム・ムンス候補は午前5時にソウル松坡(ソンパ)区の可楽市場で、イ・ジュンソク候補は午前0時に全羅南道・麗水(ヨス)の国家産業団地を訪れ、初の選挙運動日程に突入した。
今後のテレビ討論は全4回にわたって実施される。招待対象候補者による討論会は、5月18日(経済・SBS)、23日(社会・KBS)、27日(政治・MBC)に予定されており、20時から2時間にわたり行われる。
これらの討論会の招待基準は、国会議席5議席以上の政党所属、最近の全国単位の選挙で得票率3%以上の政党所属、または最近の世論調査における平均支持率5%以上の候補などとなっている。
この基準に達しない候補者は、5月19日22時から午前0時まで、別途の討論会(SBS)を実施する予定だ。
(記事提供=時事ジャーナル)
■李在明の対抗馬となった“右翼の中の右翼”、キム・ムンスとは?
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