韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が、8月6日に原子爆弾投下から80年を迎えるにあたってコメントを発表した。
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李大統領は8月5日、自身のフェイスブックに「80年前、日本に投下された2発の原子爆弾は、数多くの命を一瞬で奪った」と記し、犠牲者への哀悼の意を表した。
さらに、「在日同胞たちも大きな犠牲を強いられ、被害者や遺族は長きにわたり苦しみを抱えて生きてこられた」と言及。続けて、「2017年に『韓国人原爆被害者支援特別法』が施行され、実質的な支援の土台が整えられたが、長年の経緯を考えると、いまだに不十分な点も多い」と述べ、「韓国政府としても、原爆の傷痕を癒すため、今後も引き続き努力していく」と強調した。
また、「毎年、犠牲者の御霊を慰める慰霊祭が韓国と日本の両国で行われている」としたうえで、「祖国に代わって慰霊碑を建立し、慰霊祭を主催してきた在日本大韓民国民団の皆さまに、深く感謝申し上げる」と謝意を表した。
あわせて、「戦争による惨禍が二度と繰り返されることのないよう、平和の価値をより一層堅く守っていく」と、未来への決意を語った。
1945年8月6日、広島に世界で初めて原子爆弾が投下された。続く9日には、長崎にも原爆が落とされ、多くの犠牲者を出した。
韓国政府は2017年より、「韓国人原子爆弾被害者支援のための特別法」に基づき、広島・長崎で被爆した韓国人を対象に、被害登録や実態調査、医療支援金の支給などを進めている。
(記事提供=時事ジャーナル)
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