韓国化粧品の輸出額が2025年第3四半期までに85億ドル(日本円=約1兆2558億円)を超え、過去最高の記録を打ち立てた。アメリカ市場での急激な成長が目立つなか、中国の輸出比重は20年ぶりに初めて10%台にまで落ちている。
【注目】若者はスキ、高齢者はキライ…韓国国民に聞いた「日本への好感度」調査
10月2日、韓国の食品医薬品安全処によると、今年に入って第3四半期までの化粧品輸出額は暫定で85億ドルとなり、昨年の同期間と比較して14.9%増加した。第3四半期単独の輸出額だけを見ると、30億2000万ドル(約4461億円)で前年同期比17.5%増加し、四半期基準で最大の実績を記録した。
月別では1月を除き、2月から9月まで毎月過去最高値を更新した。特に、9月の1カ月の輸出額は11億ドル(約1624億円)を超えた。
国別輸出では、アメリカが16億7000万ドル(約2467億円)で全体の19.6%を占め1位となった。前年同期より2億6000万ドル(約3840億円/18.1%)増加した結果だ。アメリカ向けの輸出は、直近5年間で2倍以上成長している。
一方、中国は15億8000万ドル(約2335億円)で2位を維持したが、前年同期比で2億ドル(約295億円/11.7%)減少した。中国は2004年に初めて1位輸出国となった後、2021年には全体比重が50%に達したが、今年初めて10%台に落ちた。
なお、日本は8億2000万ドル(約1208億円)で3位を記録した。
品目別では、基礎化粧品が63億2000万ドル(約9336億円)で最も多かった。カラー化粧品が11億6000万ドル(約1713億円)、人体洗浄用品が4億2000万ドル(約620億円)という順だった。特に、基礎化粧品の増加幅が際立った。
食品医薬品安全処は「優秀な韓国の化粧品が世界市場に円滑に進出できるよう、支援を強化する」と明らかにしている。
(記事提供=時事ジャーナル)
■若者はスキ、高齢者はキライ…韓国国民に聞いた「日本への好感度」調査
前へ
次へ