1月5日にUAEで開幕したアジアカップ。そのグループリーグ第1戦が9日まで各組で行われた。
F組の日本は9日にトルクメニスタンと対戦し3-2で勝利。トルクメニスタンのFIFAランキングは127位(日本は50位)で、格下相手に苦戦を強いられる結果となった。
ただ、その日本と並んで優勝候補に挙げられるチームも、初戦で期待通りの結果を残せていない。
C組の韓国はフィリピンを相手に1-0の辛勝。オーストラリアに至っては、B組初戦でヨルダンに0-1で敗れている。
初戦を勝利した優勝候補は、イエメンに5-0の大勝を飾ったイランぐらいだろう。
そんなグループリーグ初戦の結果は韓国でも注目されている。
「1試合ずつ戦った優勝候補の成績表、イラン“A”、韓国・日本“C”、オーストラリア“F”」とヘッドラインを置いたのは、スポーツ紙『スポーツ朝鮮』だ。
「アジアカップ開幕前は韓国、日本、イラン、オーストラリアの“ビッグ4”が優勝候補に挙げられていた」とし、対抗馬もサウジアラビアやウズベキスタンぐらいだったとしたうえで、「蓋を開けてみたら予想と異なる絵が現れた」と報じている。
記事では4チームの戦いを分析。「期待通りのパフォーマンスを見せたチームはイランだけだった」「無意味なクロスを繰り返したオーストラリアの攻撃は無気力だった」としているが、特に大きく取り上げたのは日本と韓国だ。
「韓国は想定されていたフィリピンの密集守備に対して、これといったプレーを見せられなかった」と指摘。ボール支配率が80%を超えながら、決定的なチャンスも作れなかったとしている。
「むしろフィリピンのカウンター攻撃に苦戦を強いられた」と伝えた。
そのうえで、「日本も同じだった」と報道。
「格下のトルクメニスタンと激突した日本は、先制ゴールを奪われ、引きずられた」として、 「終始トルクメニスタンのカウンターに苦しめられていた」と綴った。
「“東アジアの盟主”を名乗る韓国と日本は期待に及ばなかった。勝ち点3を獲得したのが唯一の慰めだった」と、両チームに対する論調は手厳しい。
グループリーグ初戦が終わったアジアカップ。
大会は始まったばかりだが、日本や韓国など初戦で苦戦した優勝候補らは今後どんな戦いを見せるか。韓国メディアも注目している。
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