監督がスキンシップで選手をビンタ…元Jリーガー“暴行”暴露に元ヤクルト投手が見解「昔は数えきれないほど殴られた」

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元Jリーガーが暴露した監督の暴行疑惑をめぐり、かつてヤクルトで活躍した韓国人投手イム・チャンヨンが見解を語った。

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イム・チャンヨンは最近、個人YouTubeチャンネル「チャンヨン不敗」で、元サッカー韓国代表DFチョン・スンヒョン(蔚山HD)が暴露したシン・テヨン前監督による暴行疑惑に言及した。

チョン・スンヒョンは2017~2018年にサガン鳥栖、2018~2019年に鹿島アントラーズでプレーした経歴を持つJリーグ経験者。シン・テヨン監督は2018年ロシア・ワールドカップで韓国代表を率い、その後インドネシア代表指揮官として日本代表とも対戦。今年8月に韓国プロサッカーKリーグ1部の蔚山HDの監督に就任したが、2カ月後の10月に成績不振で解任された。

そのシン監督は8月、蔚山監督就任直後に行った選手との最初の公式ミーティングで、チョン・スンヒョン相手のとある行動が物議を醸した。チョン・スンヒョンとは韓国代表で指導した縁があるからか、彼の頬を右手で軽く叩く場面が、クラブのドキュメンタリー映像に映り込んだのだ。

問題の場面
問題の場面。チョン・スンヒョン(右)の頬を叩くシン・テヨン監督

当時、クラブ側は指揮官の行為を「親しみを込めた表現」と説明していたが、シーズン終了後にチョン・スンヒョン本人が「暴行」だと断言したことで大きな騒動となった。チョン・スンヒョンは「やった側の立場ではそうではないかもしれないが、受けた人が暴行だと感じれば、それは暴行だ」とし、「自分だけでなく、ほかの選手たちも同じように考えているはずだ」と非難した。

騒動が広がると、シン監督は「親しみを表現した行動だった。チョン・スンヒョンが暴行として受け取ったのであれば謝罪する」と理解を示しつつも、「実際に暴行や暴言があったのであれば、監督業は引き受けない」と一線を引いていた。

イム・チャンヨン
現役時代のイム・チャンヨン(写真提供=OSEN)

イム・チャンヨンは、この騒動に自身の経験を重ねた。「自分は1995年に入団したが、その頃は先輩たちが本当に怖かった」と慎重に口を開くと、「自分が見たところでは、(シン監督の“はたき”は)お互いに上手くやっていこうという意味だったのではないかと思う。ただ、受け取る側が不快に感じれば、話は変わってくる」と述べた。

また、過去の野球部文化について「自分たちの世代なら、そのまま受け入れていただろう」とし、「昔は殴打も、集団での罰もあった。今は触れることすら許されない」と時代の違いに触れた。

さらには、自身のデビュー初期の体験談も告白。「ロッカールームに入ると息もできなかった。監督やコーチよりも先輩たちのほうが怖かった。コーチが先輩をあおることもあったし、叱られても見て見ぬふりをされたこともある」とし、「高校時代に殴られるのとは次元が違う。パンチの強さも違うし、当てるポイントも正確だった。数え切れないほど殴られた」と笑って振り返る。

そして、「昔はミスをすると先輩に叱られたが、今は罰金が科される。時代は変わった」と、雰囲気の変化を認めていた。

(記事提供=OSEN)

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