セリエA事務局は今年9月、アジア人選手としては初めてキム・ミンジェを月間最優秀選手に選定し、ズビグニェフ・ボニエクUEFA副会長も「キム・ミンジェはエネルギー、集中力、マーク能力、空中ボール能力をすべて兼ね備えている。彼はセリエA最高DF、いや世界最高のDFに見える」と絶賛した。
このような過程を経て、キム・ミンジェの移籍話は自然と過熱。キム・ミンジェ自身は「多くの移籍説にプレッシャーを感じる」と話していたが、むしろ彼を巡る移籍説は日増しに増えている。さらに、キム・ミンジェは3800万ポンド(約61億円)のバイアウト条項があるため、他チームの関心は高まるしかない。
そして移籍の噂の規模も想像以上だ。イギリスの『ザ・サン』は12月29日(日本時間)、「守備を強化するとみられるマンUのエリック・テン・ハフ監督は、来夏にキム・ミンジェの獲得を望んでいる。彼はレアル・マドリードとトッテナム、ブライトン、フラムと競争しなければならない」と報じた。
加えてパリ・サンジェルマンとユヴェントスも含まれたようだ。イタリアの『トゥット・メルカート・ウェブ』などは、両チームともキム・ミンジェを追いかけていると伝えている。実際、ユベントスはフェネルバチェ時代からキム・ミンジェを狙っていたとされており、獲得の可能性は十分だ。
もちろん、移籍に関するすべての話は今のところ単なる“噂”に過ぎない。来夏の移籍市場までは6カ月も残っている上、キム・ミンジェ自身はナポリに集中していると明らかにした。
しかし、韓国人DFに多くのビッククラブが関心を寄せているという事実だけでも、キム・ミンジェの現在の立ち位置が確認できる。
(記事提供=OSEN)