プエルトリコの選手たちはグラウンドに駆けつけ、ディアスを抱き締めてベスト8進出の喜びを満喫したのだが、しばらくすると選手たちがダグアウトに向かって助けを要求。中継画面には、ディアスがグラウンドに座り込んで右膝に痛みを訴えている場面が映されていた。
ディアスはチームメイトの助けを借りて車椅子に運ばれることに。だが、観衆は激励の拍手を送り、ディアスは車椅子から右手を上げて応答した。
米メディアによると、同じく代表に選ばれたディアスの弟アレクシスは、兄の負傷を見て涙を流したという。
プエルトリコは優勝候補に挙げられていたドミニカを5-2で下し、ベスト8に進出するジャイアントキリングを成し遂げたが、後味の悪い結果となってしまった。これでメキシコとの準々決勝でのプランに赤信号が灯ることとなった。
なお今大会、韓国は喜びすぎがきっかけで重要な一戦を落とした。
韓国は3月9日、1次ラウンド・プールBの初戦でオーストラリアと対戦。問題のシーンは4-5で逆転された7回裏だった。
一死走者なしの状況で代打として起用されたカン・ベクホが二塁打を放ったのだが、二塁上で大きなガッツポーズをした際に足が少し離れ、隙を見逃さなかったオーストラリア選手によってタッチアウトとなってしまったのだ。
続くヤン・ウィジが右中間に安打を放ったことから、ともすれば同点に追いつき、試合の結果も変わっていたかもしれない。試合は7-8でオーストラリアに軍配が上がっている。
喜びたくなる気持ちもわかるが、ほどほどにしてもらいたいものだ。
(記事提供=OSEN)