ユルゲン・クリンスマン前韓国代表監督が、また韓国の陰口を言っている。
クリンスマンは今年2月、アジアカップ優勝というミッションに失敗したことで電撃解任された。契約期間を2年半ほど残していたことから、11億円ともされる違約金を受け取ってだ。
クリンスマンは解任のきっかけとなったアジアカップで、選手の能力に依存し、無戦術・無能力の極致を披露。ソン・フンミン(トッテナム)、キム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)、イ・ガンイン(PSG)という欧州屈指のビッグクラブでプレーする選手が揃いながらも、彼らの能力を引き出せなかった。
問題はピッチ上だけではなかった。大会中に起きた、いわゆる「イ・ガンイン卓球事件」では、選手の統率もできていなかったことが露呈。クリンスマンは“事件”を目の前で見ても傍観していた挙句、解任後には「アジアカップで優勝できなかったのは、ソン・フンミンとイ・ガンインの衝突のため」と選手になすりつけるという最悪のムーブまで披露してくれた。
「イ・ガンイン卓球事件」はイギリスのタブロイド『ザ・サン』で初めて報道されたのだが、奇しくもクリンスマンはユーロ2024期間中、同メディアのコラムニストとして活動していた。
そのため、『ザ・サン』に最初に情報提供した“内通者”がクリンスマンではないかという疑惑も出てきたほど、韓国国民の恨みは深い。
その後も定期的に韓国の悪口を繰り出しているクリンスマン。サッカー移籍専門サイトの『トランスファーマルクト』が7月31日に公開したインタビューで彼は、「韓国での1年は良い経験だった。13試合無敗、アジアカップベスト4など、驚くべき成果を収めた」と自画自賛。
さらに、アジアカップ敗退については、「2人の選手(ソン・フンミン、イ・ガンイン)の衝突が、状況が一変する要因となった。コーチ陣はヨルダン戦の敗北には関係ないが、監督が責任を負った。韓国メディアがコーチ陣を否定的に描写していたので胸が痛かった」とし、「(韓国サッカー)協会はメンツを守るためにコーチ陣に責任を転嫁した」と、協会に対しても問題を提起した。
彼をチョイスした韓国サッカー協会にも責任がある。クリンスマンが辞めることを想定し、代表内部の問題について「秘密維持条約」を結ぶことで“お口チャック”させなければならなかっただろう。
ネット上には、「またなんか言ってる」「忘れたと思ったら出てくるクリンスマン」「あなたは正気ではなかったよ」「(クリンスマン就任を一方的に推し進めたとされる韓国サッカー協会長の)チョン・モンギュもクソだ」などの反応が上がっている。
クリンスマンが解任されたのは今年の2月。半年では腹の虫は治まらないようだ。
(記事提供=OSEN)
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