かつて日本製品の品質の高さは国際的に評価され、「メイド・イン・ジャパン」は信頼の象徴とされてきた。お隣・韓国では今も日本製品に対する信頼度は高い。
そんななか最近、韓国で日本製品の“信頼”を悪用した商品展開が行われていたことが発覚し、問題となっている。
製薬業界によると、昨年末からYouTubeやインスタグラムなどを中心に、「日本1位の関節薬が韓国上陸」との広告が多く掲載されるようになった。広告内容は、日本の博士が開発した関節薬が韓国初輸入されるので、両親への贈り物に最適だといった内容だった。
実際に広告をクリックすると、商品の医学的効果を強調しつつ、日本開発ということが繰り返し強調され、消費者の購入を誘導していた。
しかし、蓋を開けてみると「韓国初輸入」という主張は真っ赤な嘘だった。
それどころか日本とはまったく関係がなく、純粋な韓国製品であることが明らかになった。また、関節痛に効果がある医薬品としていたが、この製品は医薬品ではなく、食品医薬安全処の分類上、植物性原料を加工した嗜好食品であることも判明した。
1月の初旬には、韓国のオンラインユーザーによって「日本製品でないのでは」という疑惑が浮上し、SNSなどで話題になった。すると、販売企業はそっとサイトの内容を変更したり、日本産であると主張していた広告を取り下げたりするなど、姑息な手段に出た。
韓国の有識者によると、「該当商品は医薬品ではないが、関節痛に効果のある医薬品のように広告したものと見られる」とし、「薬事法61条により虚偽広告で規制される」と話した。問題の商品を販売した企業は、以前から虚偽医薬品広告などで計26件の是正措置を受けた過去がある。
こうした状況に韓国内では「日本語を少しでも知っているなら、すぐに嘘だとわかる」「実際、日本の関節薬は品質が良いから騙される気持ちもわかる」「これは明確な詐欺罪として処罰するべき」など、多くの意見が上がった。
現時点で該当製品の販売停止措置などはなされていないが、すでに韓国内で悪評が広がっている。このような虚偽広告が繰り返されないよう、規制強化や消費者教育が求められている。
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