コロナ禍によって貯まった有給はどう使う? お隣・韓国の消化率は?

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厚生省は従業員30人以上の企業4013社を対象に、昨年の労働状況を調査した結果を明らかにした。それによると、昨年1年間の平均有給付与日数は1人あたり、17.9日で、取得日数は10.1日という結果になった。これは、調査開始した1984年以来、過去最高記録だ。

一方で、従業員1000人以上の大企業では、テレワークの影響もあり、有休消化率は下がったというデータもある。

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新型コロナウイルスの感染拡大は有休消化率にも影響を与えているのだ。

お隣・韓国はどうだろう。

11月19日、年末を前にして、ある宿泊プラットフォームがアンケート調査を公開した。

その結果、86.1%の会社員が有給を未消化だということがわかった。ちなみに、残っている有給の平均日数は6.45日だ。

有給がが残った理由としては、「年末に使用するため(46.8%)」が最も多く、次いで「忙しすぎるため(26.0%)」、「コロナによる外出ができなかったため(24.3%)」と続いた。

一方で、コロナによる外出自粛が緩和されたこともあり、韓国では年末にかけて一気に有給消化をしようとする動きも活発化している。その使用用途でもっとも多いのが旅行だ。

中でも、クリスマス前後に旅行を企画する人は多く、「クリスマスを含む12月4週目」に旅行を計画中の回答者が30.6%で最も多く、「12月5週目」26.2%、「12月3週目」24.5%と続いた。

年末旅行でやりたい活動としては「バカンス(53.3%)」、「名所巡り(39.3%)」、「冬の海(36.9%)」が多かった。また、訪ねてみたい旅行場所では、「江陵(カンヌン)の束草(ソチョ)」が最も人気で、次いで「済州(チェジュ)・西帰浦(ソギポ)(29.7%)が続いた。

2021年も残すところ1ヶ月と少し。自粛緩和されたこともあり、有給を消化するにはもってこいだろう。それだけに、羽目を外しすぎないで節度ある行動を心がけなければならない。

文=サーチコリア編集部

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