なぜか食リポが何度も炎上する韓国、問題解決の鍵はアニメーション

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「ただ食べている姿を映した動画」である「モクパン」は、韓国で人気のコンテンツの1つと言える。
この「モクパン」とは、「モクタ(食べる)」と「パンソン(放送)」を合せた造語だ。

「モクパン」は、とにかく出演者が食べ物を食べることに特化していて、咀嚼音など音を楽しむ「AMSR」とは違う楽しみを持っている。

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そんな韓国で人気の「モクパン」に新しい動きがある。それが、「アニメモクパン」の台頭だ。

「アニメモクパン」では、アニメーション上でキャラクターが目の前に置かれた料理を黙々と食べていく。要は、これまで人間が行っていた食事シーンをキャラクターに代用させただけとも言える。しかし、キャラクターを使用することによって、「モクパン」放送に付き物だった映像操作疑惑が起らない点は素晴らしく、視聴回数1000万回を超える動画も現れている。

食べ物ではないものを食べる珍しい「アニメモクパン」もある。あるYouTubeチャンネルでは、想像を現実にできるアニメのメリットを生かして、太陽系の惑星を食べる映像は、発想のインパクトからも人気を博している。

韓国で、このような「アニメモクパン」が流行る理由に映像の短さも上げられる。該当動画は、1分内で完結するのが多く、長くても10分を超えないのだ。

ある専門家によると「映像のほとんどが2分ほどで短い方で、現実では不可能なモクパンなどを披露し、MZ世代にヒットしているように思える」とし、「既存モクパンのように代理満足をさせてくれる点だけではなく、モクパンでよく起る「嘔吐」や、「過消費」などの議論が起きないのも長所だ」と分析している。

実際、韓国ネット民の間でも「かわいくてすぐ見れる」「無理にご飯を食べている姿が好きではなかったから、私にはちょうどいい」「発想次第でいくらでも面白い動画が作れそう」など、概ね肯定的な意見が多い。

動画の編集疑惑や無駄遣いで炎上することが多かった「モクパン」だが、アニメーションになることでそれらはすべて解決するのだろうか。今後の動きに注目したい。

文=サーチコリア編集部

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