韓国で復活したシール付き「ポケモンパン」が大人気も…忍び寄る悪質転売ヤーの大胆な手口とは

2022年03月06日 ライフ
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コロナ禍での巣ごもり需要によって、日本ではガンプラブームが起きている。模型店にガンダムのプラモデルがないという状況が各種ニュース媒体で取り上げられている。

ただガンプラブームといっても、その裏では悪質な転売行為が横行しているとの見方も。メルカリやヤフオクなどで、メーカー希望小売価格を上回る高値での出品が目立っていることも問題視されている。

実は、お隣・韓国でも同様の現象が起きつつある。韓国で店頭から消えているのは「ポケモンパン」だ。

【注目】「死んで蘇っても我が国では作れない」韓国のポケモンGOフィーバー

これは、SPC三粒(サムリプ)が2月23日から発売したポケモンシール付きのパンのこと。韓国の「ポケモンパン」は、1998年に初めて発売された商品で、当時はパンに同封された「帯ブチブシル」(帯び付きシール)コレクターたちから注目を集め、月平均500万個が売れた。

しかし2000年代初めに人気は終結。そんな「ポケモンパン」が、20年以上の時を超えて復活した。

(写真=SPC三粒)ポケモンパン

2月28日、イーマート24によると、2月26、27日の両日間の販売量を分析した結果、ポケモンパン3種が全量産パン商品群1~3位を独占した。ポケモンパンの人気に支えられ、イマート24の量産パン全体の売上も29%ほど増加したという。

人気が上がれば良からぬことを企む輩も出てくる。再出荷時に、ポケモンパンに同封されたシールだけを抜き取って転売行為に出る売り手が登場したのだ。

2月27日、ポケットモンスター関連のオンラインコミュニティには「今日だけで700枚」というタイトルの投稿が上がった。該当文を作成したA氏は、ポケモンパンに同封されたシール700枚を1枚当たり800ウォン(約80円)で販売すると書いた。

オンラインコミュニティに投稿された700枚のシール

さらに該当文に別のユーザーが「パンはすべて買ったのでしょうか?」と聞くと、「いいえ」と答え、パンを購入していないという疑惑が浮上。今も議論になっている。

この状況に韓国オンライン上では「ただの泥棒。すぐに逮捕するべきだ」「子供がシール目当てにパンを買ってついていなかったと思うと怒りがわく」など、怒りの声を上げている。

需要が高いからこそ、転売行為はエスカレートしやすい。一部の“転売ヤー”によって本当に欲しい子供たちの手に渡らないのは、どうかと思うが…。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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