日本における「成人の日」は毎年1月の第2月曜日であり、国民の祝日でもある。一方、お隣・韓国における成人の日は「成年(成人)の日」として、日本とは異なり5月の第3月曜に行われている。
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もともとは4月20日だったが、1975年から「こどもの日」の翌日である5月6日に、1985年から5月の第3月曜日に変更され、現在に至っている。
また、韓国の成人年齢は「満19歳」となっており、今年は2003年生まれが対象となる。以前は満20歳を成人としていたが、2011年3月に法律が改正され、2013年7月から成人年齢が満19歳へと引き下げられた。
この韓国の「成年の日」は、日本と違って祝日でもなく、大々的な式典が開かれるわけでもないため、若干マイナーな記念日ともいえる。
そんな韓国の新成人725人を対象に、求人ポータルサイトのアルバ天国がアンケート調査を行った。その結果、回答者の半分以上(55.0%)が「自らを大人だとは思わない」と答えた。
その理由は、経済的なものが目立った。「まだ両親に経済的に依存している」(71.2%、複数回答有り)という回答が1位を占め、「一人で責任を負えない」(42.4%)、「バイト、職場などしっかりとした社会経験がない」(40.4%)という結果となった。
どうやら、経済的な不安が自身を「成人」と考えられない要因となっているようだ。
韓国社会の中核を担っていく若者たちが抱える苦悩は多い。彼らが胸を張って「大人になった」といえる日は来ることを願うばかりだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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