韓国を連想させる物として「キムチ」は外せないだろう。韓国の食卓でおなじみのキムチだが、最近の韓国ではキムチの姿が忽然と消え始めている。
その理由は、相次ぐ台風などによる白菜の供給状況の悪化だ。
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実際、白菜は1カ月で40%以上上昇した9000ウォン(約900円)、大根は20%あがった3000ウォン(約300円)代にまで価格が高騰した。
その結果、自宅でキムチを漬けるのも難しいのは当然で、大型マーケットなどの売り物キムチも平均で10%以上の価格上昇状態だ。
大型マーケットの9月のキムチ需給量は例年の半分以下になり、オンライン販売はほぼ壊滅に近い。
その結果、これまで韓国で飲食をするときは、当たり前のように添えられていたキムチだが、そのサービスを提供するのも難しいようだ。
こうした状況に韓国内では「キムチを食べることすら苦しくなるなんて…」「すべての値段が上がりすぎて、手が出せない」など、嘆きの声が相次いだ。
本格的なキムチを漬けるシーズンはもう少し先だ。政府はシーズンに合わせて秋の白菜栽培物量を早期出荷するなど対策を取ろうとしているが、肝心の価格次第では「チキン」に続いて、キムチすら庶民の口から離れていくかもしれない。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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