昨年9月、すき家が店舗の駐車場に2日連続で長時間無断駐車していた車両に対し、200枚以上の警告文を貼り付けたことが話題となった。
行き過ぎた行為であることはもちろんだが、違法駐車されたことも確かなだけに、その気持ちはわからなくない。そんななか、お隣・韓国でも違法駐車を巡る想像以上のトラブルが勃発した。
問題となったのは、とあるオンラインコミュニティで公開された「アパート違法駐停車警備員を相手に入居者の突然暴露」というタイトルの書き込みだ。
投稿者によると、昨年12月6日、アパート前に違法駐車されたポルシェによって、配車やベビーカー、車いすなどの移動が難しくなり、多くの住人が不満を露わにする出来事があった。
住人の声を聞いた警備員のA氏は、車の持ち主であるB氏に車両の移動をお願いする電話をかけたのだが、B氏はむしろ「夜明けに帰ってきたばかりで、朝から車を動かせというのか!」と激怒し、相手にしなかったという。
結局、A氏はポルシェの違法駐車を見過ごすことしかできなかった。しかし、そんな事情を許すわけにいかない住人たちは、どんどんと抗議を強めていった。
B氏と住民との間で板挟みにあったA氏は、再び連絡を試みたのだが、B氏は不在を続けた。仕方なく、A氏はフロントガラスに「移動のお願い」の張り紙を貼り付けた。
すると、B氏は逆に「フロントガラス全面交換、交換後にA氏に対して民事訴訟を掛ける」と警告した。さらに、「A氏がひざまずいて謝罪しなければ、車を移動するつもりはない」とまで言い放ったという。
この事件に、韓国ネット民からは「こういう卑劣な奴には業務妨害罪や一般交通妨害罪で強力に処罰し、その身上と住所を公開するべきだ」「車の持ち主が謝罪するまで徹底的にやるべき」「ポルシェ乗りながら駐車スペースもまったくないところに住んでいるのは身の丈にあってないのでは?」など、辛辣な意見が目立った。
「自分だけ良ければいい」という人が増えたとはいえ、人の迷惑にかかることはできるだけ控えて欲しいものだ…。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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