お隣・韓国では、今もなお成人男性には兵役が義務として課せられている。
日常と切り離されて厳しい訓練に励むのはツラいものだ。ただ、そんな状況下でも励みになる言葉もあるという。
今年7月、韓国国防部傘下の国防広報院が発行する日刊紙『国防日報」は、「私の軍生活で最も力になった一言」というテーマのアンケート調査を実施。アプリで集計され、現役兵380人が参加している。
その結果、全体の15.3%、58人が答えた「よくやっている」という言葉を選んでいた。
その理由としては、「自分の努力が認められたみたいで」「真の軍人になれた気がした」「もっと頑張ろうと思えた」など、ポジティブな意見があがっている。また、失敗した際に言われて大きな勇気をもらったという人も多かった。
続いて50人(13.2%)が選び、2位だったのが「出来る」だ。「諦めそうになった時、“出来る”の一言から希望をもらった」と答える人が多かった。
続けて42人(11.1%)が選んだ3位は、日本語で“お疲れ様”的な意味の「苦労したな」だった。訓練や任務の終了時に言われ、励みになったのだという。
大変な境遇で真面目に兵役に臨んでいるからこそ、何気ない一言がグッとくるのだろう。実際、兵役を終えた人のなかには、「お疲れ様と労われるだけで、頑張った自分が認められた気がした」「訓練が大変で追い込まれているだけに、何気ない一言が一生の宝物になるんだよな」などと過去に浸り、アンケート結果に同意する人も多かった。
兵役ほどの極限状態まではいかなくとも、誰にでもツラいときに奮い立たせてくれる言葉はあるはずだ。それを大切にして欲しい。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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