20年以上にわたって共に働いてきた同僚が自分を陥れようとしているという妄想にとらわれ、ついには自宅まで訪れて殺害した50代の韓国男性に懲役15年の判決が下された。
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3月21日、法曹界によると、光州(クァンジュ)地方裁判所・刑事11部(キム・ソンヒョン部長判事)は、男性ピョン氏(51)に対する殺人罪の宣告公判で、懲役15年を言い渡し、5年間の保護観察も命じた。
また、保護観察期間中の遵守事項としては、①遺族への接近禁止、②精神科治療の受診、③再犯防止のための教育受講などが明示された。
ピョン氏は2024年9月9日午前7時30分ごろ、光州西区のマンションの廊下で、出勤中だった職場の同僚A氏に襲いかかり、凶器で殺害した疑いが持たれている。
調べによると、ピョン氏は深刻な業績ストレスに苦しむなか、普段は親しくしていた後輩のA氏が「自分が公金を横領したかのように仕立て上げている」という妄想に陥り、犯行を計画・実行した。
犯行に使った凶器を自ら購入・作成し、事件の約1時間前にはA氏の自宅周辺を下見し、動きやすい服装に着替えるなど、綿密な準備も見せていた。
これに対し裁判部は「犯行の動機と経緯はいずれも到底納得できない」とし、「20年来の親しい友人であった被害者を無差別に刺して殺害した責任は非常に重い。遺族は一生消えない苦しみを抱えて生きていかなければならない」と厳しく非難した。
ただし、裁判所は「極度の業務ストレスなど、ピョン氏の精神的問題が犯行に影響を与えたとみられる点や、遺族が処罰を望んでいない点などを考慮して刑を定めた」と判示した。
また、検察が請求した位置追跡用電子装置の装着命令については却下し、「保護観察の遵守事項だけでも再犯防止の効果は期待できると判断した」と説明した。
この判決を受け、韓国のオンライン上では「なぜ人を殺したのにたった15年なのか」「なんて迷惑な妄想なのか」「刑が軽すぎる。早くAI判事を導入すべき」といった反応が寄せられた。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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