尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の夫人が持病悪化を理由に入院して以降、いわゆる「虚偽の麻薬投薬通報」などハプニングが続出している。
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6月19日、『聯合ニュース』などの韓国メディアが報じたところによると、尹前大統領夫人のキム・ゴンヒ氏が入院した直後の17日午前、「キム・ゴンヒ氏が病院で麻薬を投薬している」という趣旨の通報が警察に寄せられたという。
しかし、警察はこの通報を虚偽と判断し、現在は虚偽通報に関する捜査に着手。通報者の精神疾患歴などを確認していると伝えられている。
また、キム・ゴンヒ氏の支持者と推定される人物が前日、病院に「キム・ゴンヒ氏に渡してほしい」としてチキンの出前を注文する出来事もあった。ただ、病院側はこのチキンを受け取らなかったとされている。
一方、キム・ゴンヒ氏は持病悪化を理由に、16日にソウル峨山(アサン)病院に入院した。「キム・ゴンヒ特別検察(特検)」発足が本格化するタイミングだったこともあり、一部ではキム・ゴンヒ氏が特検による出頭要請を拒否することを見越して入院を決めたのではないかという疑惑も浮上している。
これに対し、尹前大統領の側近の一人であるソ・ジョンウク弁護士は、17日にYTNラジオの番組『イ・イクソン&チェ・スヨンのイシュー&ピープル』に出演し、キム・ゴンヒ氏の健康状態について「普段から抗うつ薬を服用するなど、状態は良くなかった」と述べ、「“特検捜査を避けるためにわざと入院したのでは”というのは、まったく根拠のない話だ」と反論した。
さらに、特検が正式に発足してからキム・ゴンヒ氏が召喚されるまでには数カ月かかると予想されている中で、現時点で出頭拒否を見越して入院する理由はないとの主張も展開された。
また、キム・ゴンヒ氏側が今回の特検をむしろ歓迎しているという立場も伝えられた。ソ・ジョンウク弁護士は「キム・ゴンヒ氏の側近に聞いたところ、“今回の特検はむしろよかった”と言っていた。あまりにとんでもないデマが飛び交っているためだ」と語った。
(記事提供=時事ジャーナル)
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