韓国の統一部が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の核施設訪問に関して、「北朝鮮が昨年に続き、再びウラン濃縮施設を公開し、『核の盾の不断の強化』や『核対応態勢の進化』に言及したことを強く糾弾する」と表明した。
1月31日、統一部のキム・インエ副代弁人は政府ソウル庁舎で開かれた定例ブリーフィングで関連の質問を受け、「韓米および国際社会は、北朝鮮の完全な非核化という目標について確固として一致した立場を維持しており、北朝鮮の核保有を決して容認しないことを北朝鮮も明確に認識すべきだ」と述べた。
さらに「北朝鮮は直ちに核開発を中止し、わが政府が提案した非核化対話に応じるよう求める」と強調した。
これに先立ち、北朝鮮は1月29日、金委員長の「核物質生産基地」および「核兵器研究所」への現地指導の様子を、官営メディアを通じて公開した。
金委員長はこの場で、「核の盾の不断の強化」が「必須」であり、「国家の核対応態勢を際限なく進化させることが、我々が堅持すべき確固たる政治軍事的立場であり、不変の崇高な義務であり本分だ」と述べた。
北朝鮮のウラン濃縮施設の公開は、2024年9月に続き、今回が2度目となる。
(記事提供=時事ジャーナル)
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