韓国の最大野党「共に民主党」のチン・ソンジュン政策委員会議長が、ウクライナで捕虜となった北朝鮮兵と関連して、与党「国民の力」に向けて「北朝鮮兵捕虜の亡命を政治利用しようとして騒ぎ立てないよう望む」と述べた。
チン政策委員会議長は2月25日、国会で開かれた院内対策会議で「本当に捕虜の送還を望むのであれば、静かに進めるべきだ」とし、このように発言した。
また、韓国政府に対して「北朝鮮離脱住民保護法に基づき、北朝鮮兵捕虜の韓国亡命と送還を推進すべきだ」とし、「共に民主党は、亡命を希望する北朝鮮兵捕虜の韓国行きを反対しない」と述べた。
さらに、「しかし、見せかけの功績を狙って騒ぎ立て、北朝鮮やロシアの反発を招けば、亡命の実現は難しくなる」と指摘し、「ウクライナとしても、ロシアに捕らえられた自国軍の捕虜を無事に送還させることが最優先だ」と強調した。
そして「(捕虜の亡命と送還は)水面下で慎重かつ静かに進めることが、ウクライナの立場にとっても望ましい」と付け加えた。
先立って2月22位日、「国民の力」のチョン・グァンジェ報道官が、ウクライナで捕虜となった北朝鮮兵が韓国行きを希望しているという報道に関連し、論評を通じて「今こそ政界が一丸となって非難し、対応策を講じるべきときだ。それにもかかわらず、保守中道を標榜する李在明(イ・ジェミョン)の共に民主党は沈黙している」と批判していた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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