東京五輪・パラリンピックの大会マスコットが決定した。選ばれたのは「未来ロボット型」のマスコット(ア案)だった。
小学生投票によって選ばれた東京五輪のマスコットには、お隣・韓国も注目している。
「東京五輪マスコット確定…エンブレムと桜が合わさった超能力キャラクター」(『ソウル新聞』)、「日本の小学生たち、東京五輪マスコット“私たちが選びました”」(『ニューシス』)、「2020東京五輪のマスコットですよ!」(『聨合ニュース』)といった具合だ。
事実関係を報じる記事が多いなかで、少し毛色が違ったのは『YTN』の記事だ。
他のメディアと同じように、マスコットに込められた意味や選出経緯を報じているのだが、「日本オリンピック委員会側はマスコットがロゴよりも良い反応を得ることに待ち焦がれている」と指摘。
「東京五輪のロゴは去る2015年に先行公開されたが、ベルギーの劇場のロゴを盗作したという疑惑に包まれ、廃棄された」と蒸し返していた。佐野研二郎がデザインしたロゴも掲載する丁寧さだった。
東京五輪の大会マスコットに対する韓国人の反応は、以下のように実にさまざまだ。
「誰が見ても日本が作ったキャラクターとわかるね」「最高でもなく最悪でもなく、日本らしいデザイン」といった肯定的なコメントもあれば、「え、これが日本のマスコット?信じられない」「漫画のキャラクターはあんなに上手なのにマスコットはなぜ…」といった期待外れというコメントも。
他にも、「どことなくオタクっぽさがある」「ドラえもんにすればいいのに」「人口が1億を超えるのに人材不足なのか?」といった意見があった。
特に目につくのは、閉幕したばかりの平昌五輪の大会マスコットと比較して、勝ち誇っているコメントだ。
「スホラン以下だな」「あんなにスホランをバカにしておいてこれかよ」「スホランやバンダビがどれだけ偉大なキャラクターなのか気付いた」「やっぱりスホランが最高だね」「マスコットは韓国が圧勝だね」
韓国でも話題を集めている東京五輪の大会マスコット。現在の評価が今後、どのように変わっていくか注目したい。
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