2020年12月21日、斗山(トゥサン)ベアーズのアン・グォンス外野手と、「アキシブproject」の宮谷優恵(現在は卒業、芸能界引退)が結婚し、話題となった。
埼玉県出身で在日韓国人3世のアン・グォンスは早稲田実業高校の卒業生で、1年生だった2009年からレギュラーとして試合に出場。高校2年時に出場した夏の甲子園では、ネクストバッターズサークルで腕立て伏せをしていたことから、“腕立て王子”の名でお茶の間をにぎわせたことがある。
高校卒業後は早稲田大学に進学し、野球部に所属するも1年の夏に退部。その後、大学に在籍したままTOKYO METS、群馬ダイヤモンドペガサス、武蔵ヒートベアーズでプレーしていた。
大学を4年で卒業するも、NPBのドラフト会議では指名を受けられず、建材メーカーのカナフレックスコーポレーションに入社し、同社の硬式野球部に所属。社会人野球日本選手権大会に出場し、滋賀県社会人野球ベストナインに2度(2016、2018)選出されるなど、着実に力をつけていた。
そして2019年8月に行われたKBO(韓国プロ野球リーグ)の海外派トライアウトに参加し、新人2次ドラフトの全体99番目で斗山ベアーズから指名を受けて入団。2020~2022の3シーズンにわたって同チームでプレーしている。甲子園に出場した唯一のKBO選手としても知られる人物だ。
お相手の宮谷はアイドルグループ「アキシブproject」の元リーダーで、2013年1月22日に最終オーディションでメンバーとなった。ファッション誌の専属モデルとしても活動し、2019年5月24日にグループを卒業、芸能界を引退した。引退後は銀座の美容室でレセプションとして勤務しているという。
2人の結婚当時、韓国のポータルサイトには、「斗山アン・グォンス、日アイドル出身宮谷優恵と昨年12月に結婚(『スポーツ京郷』)」「アン・グォンス結婚、妻は誰?(『天地日報』)」「アン・グォンス結婚…日アイドル出身の宮谷優恵と百年佳約(『毎日経済』)」などの見出しが複数並んでいた。
数多のアイドルが活動し、プロ野球文化も根強い韓国。今後も、アイドルと野球選手の結婚が世間をにぎわせる可能性は少なくないはずだ。
(文=サーチコリアニュース編集部K)