というのも、韓国は2023年3月に東京ドームで開かれるWBC予選第1ラウンドで、日本、オーストラリア、中国、チェコと同じB組に属しているからだ。
村上だけでなく、佐々木朗希(千葉ロッテ)、山本由伸(オリックス)といった国内組から、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)、前田健太(ミネソタ・ツインズ)などのメジャーリーガーまで、日本の豊富な人材を羨んでいる節さえある。
かつてロッテ、巨人、オリックスに在籍した韓国の国民的打者イ・スンヨプは、村上の活躍を讃えつつも、韓国球界にも若手の大砲が出てこなければならないと喝を入れていた。裏を返せば、現在の韓国には期待できる打者がいないという意味にも捉えられる。
「巧いが流れを変えられる選手ではない」と言われたイ・ジョンフ(キウム・ヒーローズ)、カン・ベクホ(KTウィズ)など韓国の若手は、偉大な先輩の言葉を発奮材料にしてWBCの舞台で見返してもらいたいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部K)