石川は10日、甲子園球場で行われた阪神タイガース戦に先発登板し、5.1回を投げて4被安打、2奪三振の無失点と好投した。
初回と2回をいずれも三者凡退で切り抜けた石川は、3回に連続安打を許し無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を3人連続で打ち取り無失点に抑えた。
4回にも先頭打者の安打以外は凡打で打ち取り、5回も三者凡退で終了。そして6回、先頭打者の近本光司に二塁打を浴び、続く中野拓夢を二ゴロで打ち取った後、2番手の木澤尚文にマウンドを譲り降板した。投球数は75球だった。なお、試合は5-0でヤクルトが勝利した。
石川は今季3度目の先発登板で初勝利を記録した。
4月6日の中日ドラゴンズ戦は2.2回3失点(自責点2)で敗戦投手となり、同月20日の中日戦は5回2失点で勝敗がつかなかったが、3試合目の今回、無失点投球で勝利投手となった。
これにより、石川は2002年のデビュー初年度から今季まで22年連続勝利を記録した。これは1956~1977年で連続勝利記録を立てた米田哲也と並ぶタイ記録だ。米田は通算350勝で歴代勝利数2位でもある。
石川は2002年のデビュー初年度に12勝9敗を記録し、以後5年連続で二桁勝利を記録した。2007年は4勝にとどまったが、2008年から2011年まで4年連続で二桁勝利を達成。昨年は16試合で6勝4敗の防御率4.50を記録した。今季は3試合で1勝1敗、防御率2.77を記録している。
同日の勝利で自己通算184勝目を記録した石川は、「(目標の200勝まで)1勝1勝ずつ。また次の1勝をできるように頑張るだけだ」と日本メディアに語っていた。
(記事提供=OSEN)