韓国の慰安婦像にキスするなどの問題行動で物議をかもした外国人ユーチューバー、ジョニー・ソマリが非常戒厳令に敏感に反応を示していたことがわかった。
【画像】「いつか日本が韓国に謝ることを望む」ソマリに批判殺到
韓国メディアによれば、ソマリは非常戒厳が宣言された直後、自身のTikTokサブアカウントなどから北朝鮮や中国共産党を称賛する動画を削除したという。
12月3日夜に発令された非常戒厳令はすぐに解除されたが、ソマリは迅速に対応したと見られる。
韓国でさまざまな奇行を繰り返してきたソマリは、バス内で『千里馬が走る』という北朝鮮の歌を流したり、非武装地帯(DMZ)を通じて北朝鮮への越境を試みると発言したりするなど、北朝鮮を称賛する動画を投稿していた。
また、中国共産党を支持する発言も行っていた。
ソマリがそれらの動画を削除したのは、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が非常戒厳を宣言する際、「北朝鮮共産勢力の脅威から自由大韓民国を守り、国民の自由と幸福を奪っている恥知らずな従北反国家勢力を一挙に粛清し、自由憲政秩序を守るため非常戒厳を宣言する」と説明していた。
さらに、非常戒厳宣言に基づき発表された戒厳司令部の布告文には、「自由民主主義体制を否定または転覆を試みる一切の行為を禁止し、すべての報道や出版物は戒厳司の統制を受ける」とされた。これに違反した場合、戒厳法に基づき令状なしで逮捕・拘禁・押収捜索が可能であり、処罰されるというものだ。
ソマリは北朝鮮や中国共産党を称賛する動画が原因で、自分が「反国家勢力」と見なされる可能性があると考えたと見られる。
なおソマリは、2023年に来日し、9月には建造物侵入の疑いで逮捕され、10月には牛丼チェーン「すき家」で大音量の音楽を流したとして威力業務妨害の疑いで再逮捕されたこともある人物だ。
今年9月には韓国に入国。YouTubeの生配信中に慰安婦像にキスをしたり、コンビニのテーブルにわざとラーメンをこぼしたりするなど、奇行を繰り返した。
韓国でその行動が大きな話題になると、ソマリは多くの韓国ユーチューバーにとって「追跡対象」となり、10月24日、27日、31日の計3回にわたり暴行を受けたりもした
彼は現在、業務妨害の疑いなどで出国禁止処分を受けている。また、11月11日にはソウル西部地検に在宅起訴された。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
■【画像】「お前の命を狙う。家族も同じだ」韓国系ギャング、ジョニー・ソマリに過激な警告
前へ
次へ