フランスから送られた国際郵便で韓国に届いた荷物から…新種の合成麻薬を発見「世界で初めて特定」

2025年02月12日 社会
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フランスから送られた国際郵便で韓国に届いた荷物から新種の合成麻薬が発見された。

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世界でまだ報告されたことのない新種の合成麻薬物質だという。

韓国関税庁中央関税分析所は2月12日、新種の合成麻薬物質を世界で初めて特定し、これを暫定的な麻薬類として規定・摘発したと発表した。

新種の麻薬物質2種類は、強力な幻覚剤である「メスカリン」の類似化合物であり、フランスから国際郵便で持ち込まれた不明な粉末から検出された。

メスカリンは、ペヨーテ(サボテンの一種)から抽出される幻覚性アルカロイドで、韓国内では向精神薬に指定されている。

これに先立ち、仁川(インチョン)空港税関の麻薬捜査課は、2024年10月8日にフランスから韓国内へ送られた国際郵便を不審に思い、中央関税分析所に内容物の分析を依頼した。

麻薬
(写真=Pexels)

中央関税分析所の化学構造分析の結果、内容物のうち1種類が「4-Benzyloxy-3,5-dimethoxyphenethylamine」という新種の合成麻薬であることが確認された。これは世界で初めて特定された新種の麻薬となる。

中央関税分析所のパク・ジェソン所長は「世界で初めて特定された麻薬物質について、食品医薬品安全処に暫定麻薬類としての指定を検討するよう要請した。その結果、該当物質は麻薬類の代用品として流通する可能性があると認められた」と述べた。

さらに「新たな形態の麻薬が国内に流入するのを未然に防ぐため、国内外の関連機関との協力を強化していく」と強調した。

韓国では長らく麻薬に無縁な国として「麻薬清浄国」を自負してきたが、その認識はもはや過去のものとなっている。

韓国の関税庁によると、2024年に国境で摘発された麻薬は計862件、総量787kgに達する。これは1日平均約2.3件、2.1kgの麻薬密輸を阻止したことになり、前年に比べ摘発件数は22%、押収量は2%増加した。

2020年時点では148kgだった摘発量が、過去4年間で5.3倍に急増しているのだ。

そのため韓国では政府全体で麻薬防止対策が進められており、1月22日には第1次麻薬類管理基本計画も発表された。この計画では、捜査機関がオンライン麻薬取引を取り締まる専従捜査チームを増強し、海外のメッセンジャーアプリを運営する外国IT企業との協力体制を拡大するとの方針が示されている。

新たな合成麻薬まで発見されたなか、韓国が「麻薬清浄国」としての信頼を回復できるかが注目される。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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