韓国の出生児が再び減少し、人口の自然減少が続いて18カ月目となることがわかった。
韓国統計庁が6月23日に発表した「4月人口動向」によると、去る4月の出生児数は2万2820人で、1年前に比べて501人(2.2%減)減った。4月基準で見ると、1981年の関連統計作成以来、最低の数字だ。
これで2021年の1~4月の出生児数は9万3339人となり、前年同期比3.7%減となった。
月別出生児数が前年同月比で減少となったのは、2015年12月から65カ月連続だ。人口1000人当たりの年間出生児数を意味する普通出生率は、5.4人だった。
それでも下げ止まりしたといえるかもしれない。4月基準の前年同月比で見た減少幅は、2016年(2925人減)から2020年(2783人減)と5年連続で4桁の減少だったが、今年は501人減にとどまった。
ただ韓国統計庁キム・スヨン人口動向課長は、「現在では減少幅が縮小した正確な原因を説明できる資料がない状況」とだけ伝えた。
4月の人口自然増加分(出生児-死亡者)は、-2267人と集計された。1~4月の累計では-9306人だ。自然減少は2019年11月以降、18カ月連続となっている。
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