「子育てに安全社会ではない」が5割以上!! 韓国の子育て世代が嘆くワケ

このエントリーをはてなブックマークに追加
Business Insider Japanが9月に「子育て不安世代緊急アンケート」と題したアンケートを実施したところ、9割近くの人が「今の日本で子育てはしづらい」という回答がされ、その大きな理由として「金銭面の不安」が上げられた。やはり、貧困層の増加が子育てへの不安を高めているようだ。

では、お隣・韓国はどうだろうか。

18カ月連続で人口が自然減少する韓国…4月の出生児数は同月過去最低も下げ止まり?

緑の傘子ども財団自動福祉研究所が今月11月14日に発表した結果が参考になる。同研究所は8月25日から9月3日まで満5~17歳最初の子供を持った全国の成人男女1000人を対象にオンラインアンケート調査を行った。

その結果、回答者の51.1%が「韓国社会は子供を育てるのに安全ではない」と答えた。

中でも、「全く安全ではない(5.9%)」という回答は、「非常に安全だ(0.7%)」という回答より8倍以上多かった。

安全でないと答えた親は、韓国社会の不安要因として誘拐、児童虐待、殺人、性暴力などの犯罪発生(54.4%・273人)を最も多く挙げた。

その後に「貧困格差(14.9%)」、「新型コロナウイルスへの不安(11.5%)」、「社会にはびこる不正や腐敗(6.8%)」「経済的リスク(5.5%)」と続く結果となった。

日本と同様に、貧困を理由に挙げる理由も見られたが、もっとも特筆されるのは「安全面」という結果になった。

出生率の低下が世界的に見てもトップクラスの韓国だが、最近では、日本でも無差別通り魔事件が頻出していることを考えると他人事のようには考えられないかもしれない。

文=サーチコリア編集部

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

デイリーランキングRANKING

世論調査Public Opinion

注目リサーチFeatured Research