人と人との関係が希薄になりつつある昨今。お隣・韓国で心温まるエピソードが起きた。
6月29日、韓国の放送局SBSによると、江原道（カンウォンド）のある交差点で左折していた5tトラックの荷台のロックが外れて、2000人分のビールが道路に降り注ぐトラブルが起った。
【注目】5割に迫る事故率!! 韓国デリバリーの事故が多い理由
道路一帯が白い泡で覆われたのはもちろん、四方にはビール瓶の破片などが散乱し、さらなる被害が広がる状況だった。ドライバーはその状況を失意のまま受け入れ、目に付く物から片付けを始めたのだが、その様子を見ていた通行人の1人が片付けを手伝い始めたのだ。
すると、1人また1人と手伝う人が増えていき、最終的には周辺の店舗の従業員たちまでもが、ホウキとチリトリを手に撤去作業を始めたのだった。その結果、見るも無惨だった道路はわずか30分でキレイに片付いた。
こうした善意の行動には韓国内でも「これが先進国としての韓国本来の姿」「まだまだ我が国も捨てたものではない」「善意が多くの人に伝搬するのは、本当に素晴らしくて感動した」「これが中国との違いです」など、絶賛の声が多く聞こえた。凄惨な状況が一転してスッキリするエピソードとなり、韓国内でも誇らしく感じる人が多くいる。こうした優しいニュースばかりだといいのだが。
（文＝サーチコリアニュース編集部）
前へ
次へ
