受験大国である韓国では、明るい未来を勝ち取るために小学生時代から熱烈に勉強せざるを得ないのが実情だ。
そのため、小学生時代から学校外での勉強に励む学生たちは多く、実際に数字としても表れている。
5月29日、行政機関の女性家族部は、統計庁と教育部に昨年の全国小・中・高校生の私教育参加率を調査させた「2024青少年統計」を公表した。
その結果、昨年の私教育参加率は平均78.5%で、1年前より0.2%も上昇したことがわかった。
また、週あたりの平均私教育時間は7.3時間で、前年よりも0.1時間増えている。科目別に見た場合、一般教科62.9%、芸能・趣味・教養が46.4%となった。
これだけでも、かなりの詰め込み教育をしていると感じるが、驚くのはプライベート時間だ。2024年には小学校4~6年生、中・高校生の40.2%が、平日の通常授業を除いて「一日3時間以上勉強する」と答えた。
学生の本分は勉強とはいえ、やり過ぎ感も否めない。韓国ネット民の間では、「幼少期から勉強しなければ追いつけない」「子供たちが勉強勉強でかわいそう」「これだけ勉強しても勝ち組になれるのは一握り」など、多くの意見があがった。
学生時代に勉強することは大事だが、それ以外にも大事なものは確かにある。10代の貴重な青春時代は二度と戻らないことも覚えておいてほしいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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