京畿道・始興(シフン)で義兄とコンビニ店員を刃物で刺して殺害した容疑者が、警察の調べに対し「怒りに任せて犯行を起こした」と供述したことがわかった。
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2月19日、京畿始興警察署は、殺人などの容疑で逮捕された30代の容疑者A氏を、2月20日に水原(スウォン)地検安山支庁へ送検すると発表した。
A氏は2月12日18時50分頃、京畿道始興市の自宅で、共に暮らしていた義兄を刃物で刺して殺害した疑いが持たれている。
犯行から10分後、A氏は自宅を出て徒歩2分ほどの距離にあるコンビニに入り、勤務していた20代の店員を刃物で刺し、死亡させた疑いもある。
コンビニ店員は病院へ搬送され治療を受けたが、2月13日20時50分頃に死亡した。
警察は目撃者の通報を受け、事件当日の19時50分頃、始興市去毛洞(コモドン)の路上でA氏を逮捕。その後、2月14日に拘束した。
A氏は警察の調べに対し、「あまりにも怒りがこみ上げてやった」と述べる一方で、「なぜ怒ったのかはわからない」と供述。また、犯行の詳細については「覚えていない」と話しているという。
警察が被害者家族などを調査した結果、A氏と義兄の間に特別なトラブルは確認されなかった。また、A氏とコンビニ店員には面識がなかったことも判明した。
警察は、A氏が2024年4月に精神疾患の診断を受け、入院治療を続けていたものの、処方薬の服用を自己判断で中断するなど治療をやめたことで、症状が悪化した可能性があるとみている。
警察関係者は「A氏が突発的に感情を爆発させ、犯行に及んだとみられる」とし、「A氏は事件の詳細について『思い出せない』と供述している」と述べた。
2月14日には、水原地裁安山支部がA氏に対する拘束前の被疑者尋問(令状実質審査)を行い、「逃亡の恐れがある」として拘束令状を発付した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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