過去最悪レベルの山火事が発生した韓国…山火事の78%は「人の不注意」、罰則の強化を求める声が多数

2025年03月30日 社会
このエントリーをはてなブックマークに追加

韓国の南東部で過去最悪レベルの山火事が発生し、死傷者が60人を超えた。

【韓国】女性消防官を山火事現場に派遣せず…“性差別”に

被害が拡大するにつれ、韓国内では出火原因を追及する声が相次いでおり、一部では「お墓参りに来た人間による火の不始末」という説も浮上している。

「我が国の山火事に対する処罰は弱すぎる」との声も多く、前例のない事態に対する処罰に強い関心が集まっている。

韓国の森林庁と消防庁によると、国内の山火事原因の半分以上は「人の不注意」だ。2024年に発生した782件の山火事のうち、608件(78%)が「失火」や「焼却」など不注意によるものだった。

韓国の森林保護法では、過失によって森林に火をつけた場合、3年以下の懲役または3000万ウォン(約300万円)以下の罰金に処されると定められている。故意に放火した場合は、自己所有の森林であれば5年以上15年以下、他人所有の森林であれば同じく5年以上15年以下の懲役が科される。

このような処罰内容に対して、韓国内では「処罰の強化」を訴える声が相次いでいるのだ。

山火事
(画像=SBS)韓国の南東部で発生した山火事

さらに、山火事の特性上、発火原因の把握が難しく、失火者を特定したり、過失を立証したりすることが難しく、検挙率も2021年の37.8%、2022年の31.7%、2023年の43.5%と半分にも満たない水準だ。

こうした状況に韓国内では「最高の罰を与えなければならない」「個人的には山火事には重い懲役または死刑を宣告しなければ、失火や放火はなくならないと思う」「曖昧に終わらせてはならない。故意ではなかったとしても、個人の不注意でどれだけ多くの人が苦しんでいるのか」など、厳しい追及の声が上がっている。

今回のような大規模なものでなくとも、韓国では山火事が発生しやすい。多くの人が訴えるように、罰則の強化こそが必要なのかもしれない。

日本を「地獄」と叩いた韓国歌手、日本公演へ…その“二枚舌”を意外な人物が痛烈批判

“韓国人立ち入り禁止”を2度も実行した日本の神社、再び…「不敬行為」で観光客お断りに

韓国ソウルで深さ20mの大規模な“地盤陥没”が発生…落下した行方不明者の救助が難航

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

デイリーランキングRANKING

世論調査Public Opinion

注目リサーチFeatured Research