ドラマの主人公と比べられ激昂→祖母を刺殺…20代韓国男性に重刑、ネット上での詐欺行為も判明

2025年04月03日 社会 #時事ジャーナル
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ドラマの主人公と自分を比較されたことを理由に、祖母を手にかけた20代の韓国人男性が、一審に続いて控訴審でも厳しい判決を受けた。

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4月2日、ソウル高等裁判所・春川支部刑事第1部(イ・ウネ部長判事)は、尊属殺人や特殊脅迫未遂などの罪で起訴された20代男性A被告の控訴審において、一審と同様に懲役18年および15年間の位置追跡用電子装置(GPS)の装着命令を下した。

今回の控訴審では、「精神疾患を抱える被告にとって、最も身近な存在だった被害者の祖母との関係、犯行の動機と結果、また犯行の状況などを総合的に考慮すると、その罪責は極めて重い」との判断が示された。

ただし、「長期間、精神科で治療を受けていた被告が、犯行当時は1年間治療を中断していたため、精神疾患の症状が著しく悪化していたこと、また治療を中断した状態で妄想の影響を受けたことを鑑みれば、犯行時に心神耗弱状態にあったと認定した一審の判断は正当である」とも述べられた。

さらに、「被告が犯行を全面的に認めて反省している点、被告が長い間、精神疾患に苦しんできた結果、精神状態が極めて不安定な状態で犯行に及んだ点など、複数の情状を総合して考えれば、一審の量刑は適切である」として、検察側および被告側の控訴をともに棄却した。

事件の概要

事件が起きたのは昨年7月22日22時頃。A被告は、江原道・江陵市・江東面(カンウォンド・カンヌンシ・カンドンミョン)の自宅で70代の祖母とともにドラマを視聴していた際、祖母にドラマの主人公と比較され、小言を繰り返し言われたことに激怒し、刃物で殺害した。

事件当日、警察は「刃物を持った人物がうろついている」との住民からの通報を受け、路上を徘徊していたA被告を逮捕。その約30分後、「家主である高齢女性が血を流して倒れている」との住人からの追加通報を受けた警察は、A被告が事件と関連していると判断。さらに捜査を進めた結果、被告は拘束・送検された。

公訴状によると、A被告は犯行が発覚することを恐れ、住居内の台所から別の刃物を持ち出して逃走。その後、同市内の家具店に侵入し、50代の店主を脅迫しようとしたが未遂に終わったとされている。

韓国
韓国。写真はイメージ

また、A被告は昨年2月から4月にかけて、オンラインゲームのアイテムやアカウントを販売すると偽り、5人から計160万ウォン(約16万円)を騙し取った事実も裁判過程で明らかになった。

一審の判決では、「尊属殺人罪は、我々の社会で決して容認できない反人道的かつ反社会的な犯罪であり、厳しい非難に値する」とし、重刑が言い渡された。

被告側の主張と検察の反論

一審に不服を申し立てたA被告側は、「2013年から長期間にわたり精神科治療を受けていたが、犯行に至る直前の1年間は服薬を中断していた」と主張。祖母を殺害するほどの特別な理由や動機はなく、治療中断に伴う妄想や幻覚が発現して犯行に及んだため、心神耗弱状態にあったと主張した。

これに対し検察は、「被告自ら服薬を中断したことを鑑みると、心神耗弱状態を自ら招いた側面がある」と反論し、「刃物の使用方法、使用部位、回数、さらに犯行後の逃走行動などを考慮すれば、当時の精神状態が心神耗弱であったかについては疑問が残る」と主張していた。

なお、初回の取り調べでA被告は「宇宙人に操られて祖母を殺した」と供述しており、控訴審でもこの供述は妄想の影響下にあったと判断され、心神耗弱の主張の一部根拠として採用された。しかしながら、被告が被害者に何の措置も講じず逃走した点、またインターネット掲示板を用いて、同様の手口で複数の詐欺行為を繰り返していた点などが総合的に考慮され、一審の厳しい量刑が維持された。

(記事提供=時事ジャーナル)

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