「好きな国なんて存在するの?」日本人の9割近くが“中国嫌い”の調査結果に韓国が激しく共感

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日本と中国が互いに対する認識を悪化させている状況について、韓国でも注目が集まっている。

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日本の言論NPOと中国国際伝播集団が10月中旬から11月上旬にかけて実施した世論調査が、12月2日に発表された。

有効回答は日本が1000人、中国が1500人だった。

それによると、中国人回答者の87.7%が「日本に対して良くない印象を持っている」(良くない+どちらかといえば良くない)と答えたという。これは2023年調査(62.9%)から24.8%ポイントも急上昇した数字だ。

日本に良くない印象を持っている理由としては、「日本が釣魚島及び周辺諸島を『国有化』し、対立を引き起こしたから」「日本が一つの中国の原則に消極的態度を示しているから」などが挙がった。

一方で、「中国に対して良くない印象を持っている」という日本人回答者も89.0%に達した。

前年の92.2%からは微減したことになるが、9割近くが悪印象ということで注目に値する。理由としては「たびたび尖閣諸島周辺の日本領海や領空を侵犯しているから」「国際的なルールと異なる行動をするから」が上位だった。

言論NPOは「ここまで中国の対日意識が全面的に悪化したのは過去20年の調査で初めて」と伝えた。

中国に対して日韓は似ている?

様々な国旗
(写真=OSEN)

日中関係の今後が心配になる世論調査だが、興味深いのは、韓国人の中国に対する印象が日本人の結果と類似している点だ。

韓国教育部傘下の東北亜歴史財団が韓国リサーチに依頼し、今年7月22日から30日にかけて全国18~39歳の男女1000人を対象に実施した調査結果を見よう。

それによると、18~39歳の韓国男女の中国に対する好感度は、わずか10.1%に過ぎなかった。反対に否定的な回答は86.2%に達している。日本の89.0%に近しい数字だ。

韓国人が中国に良くない印象を持っている理由としては、「韓国の歴史と文化を歪曲しているため」(29.4%)が最も多く、「中国国民を信頼できないため」(22.5%)が続いた。

ちなみに同調査で、韓国人の日本に対する好感度は「肯定」が57.3%、「否定」が35.1%だった。

つまり理由は異なるといえど、日本も韓国も中国への印象が非常に悪いということだ。

日本人の9割近くが中国に良い印象を持たないというニュースを受けて、韓国のオンライン上では「日本は常識がありますね」「共産主義者以外に中国を好きな人がいるのだろうか」「現実はとても冷酷だ。世界的に見ても日本の好感度はどこでも高い。中国を除いて」「中国を好きな国なんて存在するのか?」といった共感するコメントが寄せられた。

日本と韓国の調査結果を見ると、改善すべきは中国のほうなのかもしれない。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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