年間600万人以上の中国人が訪れるようになった韓国。近年、両国の距離は極端に縮まっているように思えるが、お互いの好感度には温度差があることがわかった。
根拠となるのは、アメリカの世論調査機関ピュー・リサーチ・センターによるアンケートだ。
同機関はアジア・太平洋10カ国の国民1万5313人を対象に、周辺国についてどう思うかを調査している(2015年4月6日~5月27日)。10カ国とは、日本、韓国、中国、インド、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、インドネシア、パキスタンだ。
そのアンケート結果によると、韓国人の中国に対する好感度は61%だった。この数字は対象国全体の対中国の平均好感度57%よりも高い。
韓国はパキスタンやマレーシア、インドネシアに次いで、4番目に中国を好きな国という結果だ。韓国人の日本に対する好感度が25%であることに比べると、中国への好感度が高いことがわかるだろう。
ただ、韓国人の中国に対する思いは“片想い”といえるかもしれない。