「マイルドなお酒」ブームの世界的な追い風を受け、昨年の韓国の焼酎輸出額が過去最高となる2億ドルを突破した。
3月14日、韓国関税庁によると、2024年の焼酎類(一般焼酎・フルーツ焼酎を含む)の輸出額は、2023年比で3.9%増加し、2億ドル(約297億2000万円)を超えた。
これは過去最高の記録であり、2020年(1億3500万ドル)と比べると、4年で1.5倍に成長した。
輸出量も12万4000トンとなり、前年比で4.2%増加し、これも過去最高となった。360mlの焼酎瓶に換算すると、約3億4000万本に相当する。これを横に並べると約7万kmに達し、地球を1.8周できる計算になる。
品目別では、一般焼酎が全体の51.9%を占め、最も多かった。フルーツ焼酎などの混成酒は48.1%だったが、最近はフルーツ焼酎の輸出が大幅に増えていると関税庁は説明している。
輸出先は95カ国に及び、このうちアメリカや中国など46カ国への輸出額が過去最高を記録した。国別の輸出額割合では、アメリカが24.3%で最も多く、中国(19.9%)、日本(19.2%)がそれに続いた。
日本ではフルーツ焼酎が、中国では一般焼酎が人気を集めていることがわかった。
関税庁は、世界的にマイルドな酒類が流行していることで、品質の高い韓国の焼酎が注目を集めていると分析している。韓国の大衆文化や食文化が愛されるなかで、焼酎をはじめとする飲酒文化への関心も高まっているとみられる。
(記事提供=時事ジャーナル)
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