1992年12月4日生まれのJIN(本名キム・ソクジン)は、グループ内ではサブボーカルを担当。世界的なポペラ・テナーのイム・ヒョンジュも “シルバーボイス” と絶賛するほど、清らかでしっとりとした歌声を持つ。
また、優れたルックスの持ち主で、世界中どこに行っても「ワールド・ワイド・ハンサム」という自己紹介を欠かさないほどナルシストな一面も。表情作りが上手いことでも有名なため、海外でパフォーマンスを披露した際は毎回、「彼は一体誰?」とSNSや各種コミュニティ掲示板などで話題になるのだとか。
このようにアイドルになるべくしてなったJINだが、元々は俳優志望だったという。
200倍もの入学倍率を誇る名門校、建国大学映画芸術学科に合格するが、在学中にスカウトされたことでBig Hitエンターテインメント(現・HYBE)の練習生に。そして、2013年、防弾少年団のメンバーとしてデビューすることになった。
素直でユーモアたっぷりなキャラクターもファンに愛される理由の一つ。今では想像しにくいが、デビュー当時は口数が少ないメンバーだった。
“クールな男”、“氷の王子様”と呼ばれていたJINだが、2016年にリリースしたアルバム『花様年華 Young Forever』の収録曲『FIRE』の「勝手に生きろ、どうせお前のもんだ。頑張りすぎるな、負けてもいいよ」という歌詞に刺激を受け、少しずつ素の自分をさらけ出していったというのは有名なエピソードだ。
そんなJINのユーモアセンスは、BTSをスターに押し上げた要因の1つとも言える。BTSは今では世界的なアーティストだが、他の有名人のような遠い存在ではなく、同じ世界を生きている人だと感じることができる。
そういったBTSの親しみやすさや家族のような安心感は、最年長であるJINの存在があったからこそだ。
兵役入隊のニュース報道後、ネット上では「ジン君ずっと待ってるからね。応援してるよ」「逞しくなって帰ってきて」「ソクジン愛してる!」といった熱いエールがJINに寄せられていた。
BTSが活動再開を目指す2025年。兵役を経てパワーアップしたメンバーとの再会に期待したい。
(文=サーチコリアニュース編集部A)